「そこにうつわがあるなら」
もし、そこに空っぽの「うつわ」があるなら
一度だけでも注いでみれば
自分の持ち合わせている
その「うつわ」の大きさも、形も、色も、
そして
何を注ぐべきなのかも
完璧にとは言わないが見えてくる。
いや、感じとれていく。
この「うつわ」は決して、他人には見えないし、
自分自身ですら眼で見ることはできない。
日々、手探り、感じとっていくしかない。
でも、もし、自身に内在する「うつわ」をみつけられたなら
注がなければ、手探ることもできない。
2013年 7月27日(土)- 8月6日(火)
matohuゲストアーティスト・シリーズvol.4
「そこにうつわがあるなら」
食するという最も根源的な行為を、器を使って強烈なアート体験にする作家・TAKAGI KAORU。
彼女はいつも一つのテーマのために、言葉を紡ぎ、特別な器を作り、
少人数での食体験を通して参加者の心を強く揺さぶってきました。
それはまだ誰も味わったことのない、新鮮な五感の歓びです。 matohu
参加イベント「うつわをさぐる時間」
7月27日、28日、29日、30日、31日
午後7時から 毎回8名限定 完全予約制 参加費4000円
ご予約は先着順です。matohu表参道本店まで。
今回のExhibition掲載メディアサイト
CHANGE
http://changefashion.net/news/2013/06/18091612.html
Fashionsnap.com
http://www.fashionsnap.com/news/2013-06-14/matohu-takagi-kaoru/
FASHION PRESS
http://www.fashion-press.net/news/7042?utm_source=twitterfeed&utm_medium=twitter
今回 Wo shi Ribenrenはファッションブランドmatohuでのゲストアーティストとして作品を発表する。
久しぶり、他の作り手との「ものつくり」だ。
1年も前からこのExhibitionにむけて進めて来たその過程はとても丁寧に言葉をかわし、
相手を見合ってきたと感じている。
彼らの東京コレクションでのショーも私はそっとみつめ、そっと心にしまい、
そっと帰って来て作業場に入った。
毎日毎日、少しずつ少しずつ、自分の中のものを作業場で表に出して行く作業。
この積み重ねでできていく作品。
「少しずつ」が強固なものになる瞬間。
今回は新たに初めてのカメラマンとも組んで制作を進めていった。
初めてとはどんなものでも大変さがつきまとうものである。
でもそれを拒めば次は無い。
彼女と新しい平面での表現をするにあたって、やはり丁寧に言葉をかわして進めている。
大きな変化となる気配を感じながら。