Workshop Information


「TAKAGI KAORU 粘土で左官Workshop」

一軒家を粘土で塗り込めていくことは、山中温泉の景色を塗り替えることにならないのだろうか。

山中温泉の町の建物を陶粘土を使って左官制作をしていくプロジェクトです。町の子供や大人達、他県の子供や大人達と共にこの今は使われていない納屋をこれから「皆が集える東屋」に変えていこうと思うのです。 私たちはいつも自然の産物、または建築やオブジェという物質で景色を変えていくのだと思いがちです。 でも私の思う「景色を変える」とは、出会うことの無かった人々が、携わったこともなかったことに手を動かし、心をふるわし、 共にした時間でささやかなが言葉を交わすことからしか始まりません。 その皆で過ごす時間が景色となって表に現れたものを「作品」と言います。 制作とは誰もが関わることができるのものです。 それを見たい、知りたい、触りたい、感じたいと思うことで人は集うのです。 


TAKAGI KAORU



『秋から冬へと変わるこの時期 vol 1 プロジェクト』


この納屋の内壁面に参加者の思いを込めて左官制作していきます。 陶芸に使われる粘土にベンガラという顔料と水と銀杏草(糊)を混ぜ込み、泥にします。 それを壁に手で塗っていきます。 その際に参加者の皆さんにはあるものを持ってきていただき、それを壁に塗りこめていただきたいのです。 そのあるものとは。 「赤いもの」を一つ持ってきてみてください。 ベンガラとは酸化鉄顔料です。 この荒谷町の特徴でもある赤瓦も鉄が含まれた釉薬が施されています。 赤瓦の名の通り、陶芸の世界では鉄は赤と表現されます。 「赤」は「明るい」の語源からきています。「あからさま」(明白)のような使い方です。 「明るい・日向」と感じるには必ずその反対の「暗い・陰」を知ってなければいけません。 これは常々忘れてはいけない、物事には対極があるということです。 この東屋が常にどの方向から人がやってきても、雨くらいはしのげる、少し身を寄せられる場所になることを願いつつ 皆でその思いを込めてベンガラ粘土と赤いものを壁に施してみたいと思います。

詳細・お申込

開催日:2022年11月26日(土)・27日(日) ※雨天により開催日時変更の場合あり。随時連絡いたします。
時 間:13:00〜16:00
参加対象:5歳以上のお子様から大人まで
定 員:各日定員30名様まで 参加費:無料
場 所:石川県加賀市山中温泉荒谷町ル140番地 ※駐車場は、鶴ケ滝駐車場(加賀市山中温泉荒谷町2)をご利用下さい。
服 装:ドロドロになるので、汚れても良い格好/タオルなど
持ち物:「赤いもの」なんでも良いのですが腐るものや重すぎるものは塗り込めないと思います。
例えば赤い絵の具で書いた絵や赤い布で作った立体など。そのほかも家にある赤いものを持ってきてください。※塗り込めるかは一緒に考えましょう。
お申込先:(一社)山中温泉観光協会 Tel:0761-78-0330 Fax:0761-78-0332
参加者の氏名、年齢、連絡先を電話またはメールにてお知らせご予約ください。

お問合せ

主催:(一社)山中温泉観光協会
住所:石川県加賀市山中温泉西桂木町ト5-1 山中温泉文化会館内
電話:0761-78-0330
メール:otazune@yamanaka-spa.or.jp