C o n c e p t i o n



自身の内側に器の存在を感じたことがありますか?
わたしは子どもの頃からその存在を感じて生きてきました。
さまざまな出来事をこの器を入れることで輪郭を帯び、ひとつの像として捉えることができました。
この器があることで見えた世界もありますが、見えなかった世界もあります。そして苦しむこともありました。
ただ、この器は、ちょっとした作用でも変形していきます。それによって世界の見え方も変わるのです。
あなたのもつ器はどんな景色をしているのでしょうか?


N e w s

 Workshop Information

荒谷町のベンガラ納屋の茶店 Vol 2 プロジェクト


2023年5月20日(土)・21日(日)の2日間、「TAKAGI KAORU 粘土で左官Workshop」のVol 2 プロジェクトとして、石川県加賀市山中温泉で「荒谷町のベンガラ納屋の茶店」を開きます。 2022年11月「ベンガラの土壁の納屋」は、多くの方々とドロドロになって制作しました。2023年は新緑の5月にこの納屋を2日間だけ茶店に変えてみようと思うのです。

このベンガラ納屋の茶店には荒谷町の人々だけでなく、他の町から、そして他県からもお越しくださいます。普段会って話すことの無い人々が顔を合わせ、お茶を飲みながら、交わす言葉によって、このベンガラ納屋がこれからこの町の何になり得るか。少しでもヒントが見つからないかと期待しています。



開催日時:2023年5月20日(土)・21日(日) 11:00 〜 16:00
開催場所:荒谷町ベンガラの納屋(石川県加賀市山中温泉荒谷町ル140)
参加費:物々交換の品



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A c t i v i t y

TAKAGI KAORUの作家として発表する作品・創作活動において切っても切り離せない、
他者と触れ合う3つの実験の場の紹介とその記録


P u b l i c a t i o n

「皿と血」

『皿と血』は、TAKAGI KAORUと5組の表現者たちによる往復書簡のような形式で出来上がっている。
TAKAGI KAORUから送られる皿。その皿を使って表現者たちは旅に出る。
皿と過ごし、皿に食物を装い、それを自分の糧とした後の「皿の景色」を撮影する。
その姿から、今度はTAKAGI KAORUによる言葉が紡がれる。
言葉は表現者たちに届き、そこからまた創作がはじまる。

文/AYANA


発行元:キンカンパブリッシング
https://www.kinkangallery.com/books/122/