文/mamoru・サウンドアーティスト
「選んだ様な、与えられた様な景器ーけしき」
今朝おきがけに、昨夜あったことが想い出された。
そもそも私は布につつまれた器を選んだだけで、器の何かを気に入って
選んだわけではなかった、それがために初めて目にしたあの器を
終始つとめて理解しようと願っていた様に思う。
ひとつ、ふたつと注いだものを眺めつつ、色がもっとこうであれば、
この辺りがもっと深ければ良いのに、などとも思ってみたけれど、
次に何かくるかもしれない、来ずにそのまま仕舞いかもしれない、
そのどちらであっても、
先ず目の前に与えられる新たな変化を望むのかどうか、注ぐのかどうか。
正客の位置に座っていたため、私の行為が全体にどう影響するのか、
という事もやはり同じように意識した。
私が今まさに選ぶ行為が何かを変えてしまうのだろうかと、短く自問自答するも、
こころを決めて選ぶ。
思ったところへ、細心の注意をもって注ぐ。
時にはそのことを手放してただ注ぎこみ、感覚に任せてもみた。
どういう測りかわからないけど、上手くいったと思うこともあれば、
残念な印象を持つこともあった。
そうしているうちに、いつからか、幾らか私は器を知り、
私が何を選んだのか、注いだものがなんであったかも、
うつわをさぐるとは何だったのかも少しは知っていた。
そこにうつわがあるなら
文/TAKAGI KAORU
選ぶこと・与えること
文/mamoru・サウンドアーティスト
「うつわをさぐる時間」をさぐる
文/堀畑裕之・matohuデザイナー
旅に必要な道具を心に持て
文/TAKAGI KAORU
文/TAKAGI KAORU
選ぶこと・与えること
文/mamoru・サウンドアーティスト
「うつわをさぐる時間」をさぐる
文/堀畑裕之・matohuデザイナー
旅に必要な道具を心に持て
文/TAKAGI KAORU